陰影のデザイン-都市と建築の照明

9784897376585

光をデザインすることは陰影をデザインすることである。

国内外の照明デザイン界で先駆的役割を果たしているLPAは、今年20周年を迎えます。
面出薫を中心としたLPA(ライティングプランナーズアソシエイツ)は、これまで数多くの優れた光環境の創造を通じて、国内外の建築文化や照明文化に広く貢献してきました。

本書は、2005年に出版された“Lighting Design for Urban Environmental and Architecture 都市と建築の照明デザイン”に次ぐ2冊目の作品集で、前書が1990年から2004年までのプロジェクトをプロセスや手法を織り交ぜながら紹介した内容であったのに対して、本書は、面出氏が提唱し続けている「光をデザインすることは陰影をデザインすること」というコンセプトを軸に展開。

LPAのさまざまな光の陰影の作法を13のカテゴリーに分け、2005年以降の39の具体的なプロジェクトにおける照明計画の考え方やプロセスがそこから読み取れる構成になっています。

遠くない未来においてエネルギーの限界が問い正されている今、少ないエネルギーを最大限に生かし、低炭素で環境に優しい照明デザインが求められています。
「まず光ありき」ではなく、闇の空間から出発しその闇に本当に必要な光の姿を編み出していくLPAの姿勢は、まさに時代に合った姿といえます。

今後の都市と建築照明のあり方を考える上で、照明デザインに関わる人はもちろんのこと、これからのサスティナブルな社会のありかたに関心のあるすべて人に贈る、究極の一冊です。



著者名:面出薫+LPA
出版社: 六耀社
発売日:2010/05/20
価格:本体4,200円(税抜)
判型:A4変型(300×228mm)
言語:日本語
ISBN: 978-4897376585 C3052
ページ数:224ページ
販売価格
4,620円(税込)
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